2011/06/01

道央圏港湾の広域連携のための協議会における取り組みについて

石狩湾新港、小樽港では、両港に連続して入港する10,000総トン以上の貨物船に対して、平成23年5月25日~10月31日までの期間において、以下の取り組みを行い、今後の2港寄りしやすい環境に向けた検討を行います。

①入港料が2回分(石狩湾新港分、小樽港分)必要なところを1回分とする。
②入港する際に必要な手続きの一部を、最初に入港する港湾で受付 等々・・・

この取り組みの入港第1船となる「LONG BEACH号」(14,527総トン)は、5月26日に小樽港に入港し、30日に石狩湾新港に入港。樽川埠頭にてアメリカから輸送されてきた(※1)ミニマムアクセス米の荷役を行いました。


本年4月に、室蘭港、苫小牧港、小樽港、石狩湾新港、白老港の道央圏5港で構成する「道央圏港湾の広域連携のための協議会」は、北海道経済の競争力向上に向けた港湾の広域連携の取り組みについて基本合意を行いました。

■国土交通省北海道開発局 道央圏港湾の広域連携についてのHP 
http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_kowan/cooperation/index.html

基本合意では、道産品の輸出拡大に向けた連携や、防災機能強化に向けた連携など7項目において取り組むことを合意し、今回はその中でも石狩湾新港と小樽港で(※2)サプライチェーン・マネジメントに向けた連携について取り組むこととなりました。

今後も利用者の皆様にとって利便性が高い港となるよう、様々な検討をしていきたいと思います。

※1 ミニマムアクセス米
日本が高関税を課して輸入を制限する代わりに最低限、輸入しなければいけない量の外国米のこと。

※2 サプライチェーン・マネジメント
複数の港湾間で総合的な物流システムを構築し、港湾物流における効果を高めること。

byのっぽさん